現在、AWS (Amazon Web Services) の認定資格は12種類あります。これらの資格は、個々のスキルレベルや専門分野に合わせて、以下の4つのレベルに分かれています。

1. Foundational (基礎)

• AWS Certified Cloud Practitioner: AWS クラウドの基本的な知識とグローバルインフラストラクチャ、主要サービス、セキュリティ、コンプライアンスについて証明します。
• AWS Certified AI Practitioner (Beta): 人工知能 (AI)、機械学習 (ML)、生成AIの基本的な概念と、AWSにおけるAI/MLテクノロジーの概要を証明します。（*2025年5月現在、ベータ版です）

2. Associate (アソシエイト)

特定のロールに焦点を当てた、実務経験のある方向けの資格です。

• AWS Certified Solutions Architect – Associate: コストとパフォーマンスに優れたセキュアで堅牢なアプリケーションとシステムの設計方法を証明します。
• AWS Certified Developer – Associate: AWS を使用したクラウドベースのアプリケーションの開発、デプロイ、デバッグのスキルを証明します。
• AWS Certified SysOps Administrator – Associate: AWS 上でのシステムのプロビジョニング、運用、および保守のスキルを証明します。
• AWS Certified Data Engineer – Associate (Beta): AWSのデータ関連サービスを利用したデータパイプラインの構築、データ処理、データ可視化のスキルを証明します。（*2025年5月現在、ベータ版です）
• AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate (Beta): AWS環境での機械学習モデルの実装とデプロイのスキルを証明します。（*2025年5月現在、ベータ版です）

3. Professional (プロフェッショナル)

高度なスキルと専門知識を持つ方向けの資格です。アソシエイトレベルの資格を取得していることが推奨されます。

• AWS Certified Solutions Architect – Professional: 複雑でスケーラブルなアプリケーションアーキテクチャの設計、デプロイ、および評価の高度なスキルを証明します。
• AWS Certified DevOps Engineer – Professional: AWS 環境における継続的デリバリーシステムと方法論の実装と管理のスキルを証明します。

4. Specialty (専門)

特定の技術分野における専門知識を持つ方向けの資格です。

• AWS Certified Advanced Networking – Specialty: AWS およびハイブリッド IT ネットワークアーキテクチャの設計と実装に関する専門知識を証明します。
• AWS Certified Security – Specialty: AWS 環境におけるセキュリティとコンプライアンスに関する専門知識を証明します。
• AWS Certified Machine Learning – Specialty: AWS を使用した機械学習ソリューションの構築、デプロイ、調整、および監視に関する専門知識を証明します。
• AWS Certified Data Analytics – Specialty: AWS のデータ分析サービスを使用したデータの収集、保存、処理、分析、および可視化に関する専門知識を証明します。
• AWS Certified Database – Specialty: AWS データベースサービスの設計、移行、デプロイ、管理、および運用の専門知識を証明します。
• AWS Certified SAP on AWS – Specialty: AWS 環境での SAP ワークロードのデプロイと管理に関する専門知識を証明します。

ご自身の現在のスキルレベルやキャリア目標に合わせて、最適な資格を選択していくと良いでしょう。インフラエンジニアとしてのキャリアパスを考える上では、AWS Certified Solutions Architect – Associate や AWS Certified SysOps Administrator – Associate などが人気があり、役立つことが多いです。

AWS認定資格の最新情報や詳細については、AWSの公式サイトをご確認ください。